ヤフートップへのニュース掲載例(ビッグデータ×季節ワード×論争ネタ)
企業の商品やサービスが、ヤフーのトップページでニュースとして紹介されれば認知度も売上も急上昇します。
基本、宣伝費は一切かからず、一度載れば他メディアからの取材もバンバン入るため、多くの企業がここに出たいと希望されます。
しかし大企業以外の一サービスがヤフートップで紹介されることは極めて稀なのも実情です。
そうした中、本日家計簿アプリの「ReceReco」がヤフートップで紹介されていた事例がありましたので勝手に分析。
「きのこの山」VS.「たけのこの里」戦争に決着!? 購買データ分析で“大差”あり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140204-00000031-zdn_n-sci
ヤフートップ掲載までの流れ
さて、通常のヤフーニュース掲載までの流れはこちらをご参考にしていただくとして、今回のヤフートップまでの流れは下記のような流れとなるようです。
2013年2月4日 9:00
ITmediaで掲載(企業発信のコラム記事)
「きのこの山」VS.「たけのこの里」戦争に決着!? 購買データ分析で“大差”ありhttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1402/04/news016.html
↓
同日
Yahooニュースに掲載(転載)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140204-00000031-zdn_n-sci
↓
2013年2月4日 21:00頃~
Yahooトップに掲載
たけのこの里、きのこに圧勝?
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/confenctionery/?id=6106083
5つのPR要素
記事広告やネイティブ広告が話題になっていますが、企業発信のコラム記事ということで、リリース配信からのパブシティを狙う際の参考になるのかは不明ですが、
- 話題性もある「ビッグデータ分析」
- 季節性ネタの「バレンタイン」
- 果たしてどっち?という「論争ネタ」
- 調査結果の「インフォグラフィックス」
- 記事調でない「柔らかい文章」
この5つの要素をうまく使い、かつヤフーニュース提供元であるITmediaを発信元としたことで、ヤフートップまで上手く掲載に至ったものだと考えられます。
PRのアイディアとしても、個人的にも非常に参考になる事例でした。
セブンイレブンやスーパーなどのPOSデータでもある程度は解析できるデータかもしれませんが、メーカーと販売店いう関係性ではなく、レシート分析アプリという、しがらみのない独自の立ち位置ならではのビッグデータ活用法と言えるかもしれません。
また近年ではアルファベット表記のサービス名も多いですが、記事にはしっかりと英語表記だけでなく、『「ReceReco」(レシレコ)』とカタカナ表記していることも、SEOにも効果的になるのではないかと思います。
実際のところ
さて、このままで終わると凄いPRアイディアだということで、感心したままで終わってしまうのですが、「ReceReco」の提供元であるブレインパッドは1月にヤフーと提携していたり、そのヤフーはITmediaの株主だったり、そのITmediaは2012年からブレインパッドのビッグデータの記事を書き続けていたりと、ヤフートップに掲載されるまでには、どうやある程度大人の事情も潜んでいるのかもしれません。
高須院長はPRが上手
そうした中、PRの上手な方も一緒にヤフートップに出ていました。
以前はヘリコプターに乗りながら高い宣伝費をかけTVCMを打っていた高須クリニックが、今は弱者救済戦法で名乗りを上げるだけで、無料でヤフートップに載ることに成功しています。
高須院長、「明日ママ」の次は窮地の大須演芸場を支援!「生き返らせるぜ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140204-00000037-rbb-ent