ソーシャルメディアから見る自民党総裁選
自民党総裁選まで1週間を切りました。SNSなどのソーシャルデータはどのように動いているのでしょうか。
小泉進次郎さんは新たにYouTubeチャンネルをスタートし、9人いる候補者のうち7名がYouTubeチャンネルを運用していることになります。
当ブログでは、YouTubeチャンネル「NewsPicks vs PIVOT vs ReHacQ」などを調査してきましたが、今回もSocial BladeからYouTubeデータを取得して、可視化してみたいと思います。
Youtubeの登録者数推移
登録者数は1位の河野太郎さんの数値が163,000と大きすぎて、単純比較してもあまり面白くありません。2位は小泉順次郎さん26,900人、3位は石破茂さん15,800人でした。
Youtubeの累計視聴数推移
次に累計視聴数です。1位河野太郎さんの約756万回で、2位は石破茂さんの約147万回、3位は小林鷹之さんで62万回でした。
ここも数値の変化が分かりづらいので、変化を見るため日別の差分(1日あたりの視聴数)で改めてグラフ化してみます。
ちなみに先日PythonがExcelに搭載されましたが、Python(pandas)では「df.diff() 」だけで、1行ずつの差分データを作れてしまいました(結構感動です)。
Youtubeの視聴数日時推移
こうしてみるとマスメディア報道とは裏腹に、小林鷹之さんのYouTubeチャンネルの閲覧数がコンスタントに伸びていることが分かります。
これは複数回行っているライブ配信の数値が多く含まれているようです。
また、ここ1週間で加藤勝信さんの閲覧数も跳ねていることも分かります。これはYouTubeショートの再生数のデータが含まれている模様です。娘さんとの掛け合いがバズっているようです。
Xでの1週間の言及数
次にXでの投稿数の推移を、各候補者のフルネームで1週間分抽出してみます。
RTも含めた数字であり文脈は不明ですが、最も投稿数の多い候補者は小泉進次郎さんで、次いで河野太郎さん、石破茂さんと続きます。
ここ数日では、外務相としての話題が増えた上川陽子さんが急上昇しています。
以上、ソーシャルメディアデータから見た、自民党総裁選の1週間前までの動きでした。
自民党総裁選は党員票367票が投票数の母数となり、ソーシャルメディアのデータはあまり相関が出ない気がしますが、今後も動向が注目されます。
※ちなみにXのAPIデータ抽出はPostmanが可視化もできてオススメです。最近ではDifyのようにAPIをノーコードで繋げることもできるようになりました。