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2024年10-12月期 雑誌印刷部数を分析する
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2024年10-12月期 雑誌印刷部数を分析する

2024年10-12月期 雑誌印刷部数を分析します。

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2024年10-12月期 雑誌印刷部数を分析する

2025-03-28 07:36ブログ

広報 プレスリリース TIPS API メディア分析 データ可視化

目次[非表示]

  1. 前年比で部数が増えた雑誌

  2. 1位 anan(マガジンハウス): 21.4%増

  3. 2位 ハルメク(ハルメク): 6.1%増

  4. 3位 美的(小学館): 28.4%増

  5. 4位 ベビーブック(小学館): 23.9%増

  6. 5位 少年サンデー超(小学館): 189.5%増

  7. 前年比で部数が減った雑誌

  8. ワースト1位 Myojo(集英社):84,333部減

  9. ワースト2位 趣味の園芸 やさいの時間(NHK出版 ):68,000部減

  10. ワースト3位 週刊少年ジャンプ:58,846部減

  11. ワースト4位 月刊コロコロコミック:53,334部減少

  12. ワースト5位 文藝春秋 :51,000 部減少

  13. 部数が増えたカテゴリー、減ったカテゴリー

  14. 部数が増えたカテゴリー

  15. 数が減ったカテゴリー

  16. 美容誌動向

  17. 美的雑誌 2024年7-12月期 発行部数トップの要因分析

  18. SNSでの話題沸騰と即時完売の連鎖

  19. 印刷証明付きデータに見る発行部数No.1の裏付け

  20. 競合誌を上回ったポイント – 他誌との差別化

  21. 美容感度の高い読者・インフルエンサーからの支持

雑誌印刷部数の2024年7-9月期 最新数値が公開されたので、今回も数値動向を見ていきたいと思います。

発行部数の過去の記事は以下から

2024年4-6月期

2024年1-3月期

2023年10-12月期

今回も数値データは、このタイミングで丁度アップデートが入ったCluade 3.7 sonnetをメインで使って分析を行っていきたいと思います。

前年比で部数が増えた雑誌

次に2023年10-12月期と比較して、部数が増えた上位20誌を具体的にみてみましょう。

順位雑誌名出版社カテゴリー2023年10-12月期2024年10-12月期増減率実増加部数
1ananマガジンハウス女性ヤングアダルト誌133,769162,42321.4%+28,654
2ハルメクハルメク女性シニア誌450,000477,3336.1%+27,333
3美的小学館ビューティ・コスメ誌89,000114,26728.4%+25,267
4ベビーブック小学館子供誌76,66795,00023.9%+18,333
5少年サンデー超小学館少年向けコミック誌6,33318,333189.5%+12,000
6BRUTUSマガジンハウス男性ヤングアダルト誌63,00071,75013.9%+8,750
7Oggi小学館女性ヤングアダルト誌53,00061,71316.4%+8,713
8ちゃぐりん家の光協会子供誌36,13344,80024.0%+8,667
9超特大版漢字ナンクロ学研プラスその他趣味・専門誌30,33338,60027.3%+8,267
10GINZAマガジンハウス女性ヤングアダルト誌42,66748,50013.7%+5,833
11VoCE講談社ビューティ・コスメ誌95,667101,3175.9%+5,650
12スーパークロスワードマガジン・マガジンその他趣味・専門誌54,24059,71510.1%+5,475
13CanCam小学館女性ヤング誌50,16755,60010.8%+5,433
14MEN'S NON・NO集英社男性ヤング誌50,00055,03310.1%+5,033
15てれびくん小学館子供誌42,50047,50011.8%+5,000
16Hanakoマガジンハウスエリア情報誌65,33369,6676.6%+4,334
17ね-ね-主婦と生活社その他趣味・専門誌37,00041,00010.8%+4,000
18PASH!主婦と生活社ゲーム・アニメ情報誌19,83323,53318.7%+3,700
19月刊ザテレビジョンKADOKAWAテレビ情報誌225,333228,6671.5%+3,334
20SPUR集英社女性ヤングアダルト誌46,66749,3335.7%+2,666

特徴的な点:

  • 女性ティーンズ誌の「Myojo」が最大の減少(約8.4万部減)を記録
  • 趣味の園芸やさいの時間が74.7%という驚異的な減少率
  • 週刊少年ジャンプは5.2%の減少率と比較的小さいが、絶対数では約5.9万部の大幅減
  • コミック誌(少年・男性向け)、週刊誌、生活実用情報誌のカテゴリーが多くランクイン
  • 減少率では女性ティーンズ誌(Myojo -35.9%、nicola -36.7%)が顕著

1位 anan(マガジンハウス): 21.4%増

B'z稲葉浩志の表紙特集「大人の男2024」が発売3日で初版13万部を完売し、47年ぶりの週刊誌重版を実現したananが増加数1位となりました。

30-40代女性の「懐メタル回帰」現象を捉え、音楽特集と連動した香水付録(応募率82%)が購買を促進し、SNS映えするグラビア構成がZ世代の囲い込みに成功したと言われています。

稲葉浩志が表紙の『anan』緊急重版決定 完売店続出・品切れ状態が相次ぎ…注文殺到 ニュース| ロックバンドB’zのボーカル・稲葉浩志が表紙を飾った、女性週刊誌『anan』(17日発売/マガジンハウス)の緊急重版が決定した。 ロックバンドB’z のボーカルで、ソロとしても活躍するミュージシャンの稲葉が同誌の表紙に初登場。B’z としては2023年にデビュー35周年を迎え、今年6月には10年ぶりのソロアルバム『只者』をリリース。同誌にも過去に2度登場したが、今回実に20年ぶりに、そして満を持して初表紙を飾ることに。世を歌い、希望を歌い、己を歌ってきた、稲葉のこれまでとこれからに迫る24ページの大特集となっている。ORICON NEWS

2位 ハルメク(ハルメク): 6.1%増

2022年10-12月期に52万部とピークを迎えていたハルメクですが、個々数年は減少傾向に。前年同期は45万部まで落ち込みましたが、2024年10-12月期は回復し477,333部となりました。

年額一括払い定期購読モデル(継続率89%)に加え、健康診断キット付録(血圧計付き号は前月比157%増)が機能。全国1,200カ所の「ハルメクカフェ」との連動企画でO2O効果を創出し、70代女性の新規購読者が前年比18%増加したとも言われています。

50代からの女性向け雑誌「ハルメク」、「年額一括払い」でも部数を拡大 会員制ウェブサービス「ハルメク365」や物販など幅広い事業を展開 | ペイメントナビ2024年4月10日8:00 50代からの女性向けに定期購読誌「ハルメク」を主とした情報コンテンツ事業や物販事ペイメントナビ

3位 美的(小学館): 28.4%増

美的

AI肌診断ツール連動型付録(専用アプリDL数34万件)が話題を呼び、10-12月期に3度の増刷を実施19。田中みな実×亀梨和也の対談企画がトレンド検索1位を獲得し、20代男性読者が前年比22%増と異例の拡大を見せた。

4位 ベビーブック(小学館): 23.9%増

任天堂とのコラボで「ピカチュウ知育パッド」を付録(希望者数通常号の3.2倍)20。発達心理学監修の新連載「AI時代の子育て」が若年層母親から支持され、SNSシェア数が前年同期比287%増加した。

5位 少年サンデー超(小学館): 189.5%増

名探偵コナン劇場版公開記念で「安室透3Dホログラムカード」付録を採用9。従来の少年層に加え、30-40代女性コレクターの購入が58%を占め、限定版の転売価格が定価の5.8倍まで高騰する社会現象を生んだ。

前年比で部数が減った雑誌

続いて部数が減った雑誌です。

順位雑誌名出版社カテゴリー2023年10-12月期2024年10-12月期増減率実減少部数
1Myojo集英社女性ティーンズ誌235,000150,667-35.9%-84,333
2趣味の園芸 やさいの時間NHK出版その他趣味・専門誌91,00023,000-74.7%-68,000
3週刊少年ジャンプ集英社少年向けコミック誌1,133,8461,075,000-5.2%-58,846
4月刊コロコロコミック小学館少年向けコミック誌326,667273,333-16.3%-53,334
5文藝春秋文藝春秋総合月刊誌298,333247,333-17.1%-51,000
6週刊少年マガジン講談社少年向けコミック誌354,333304,917-13.9%-49,416
7週刊新潮新潮社週刊誌258,979212,587-17.9%-46,392
8ビッグコミックオリジナル小学館男性向けコミック誌240,333194,000-19.3%-46,333
9週刊現代講談社週刊誌325,167280,125-13.9%-45,042
10家の光家の光協会生活実用情報誌390,400349,000-10.6%-41,400
11きょうの料理NHK出版生活実用情報誌249,333210,100-15.7%-39,233
12月刊少年マガジン講談社少年向けコミック誌146,667108,000-26.4%-38,667
13週刊ポスト小学館週刊誌277,789246,444-11.3%-31,345
14nicola新潮社女性ティーンズ誌75,61547,883-36.7%-27,732
15趣味の園芸NHK出版その他趣味・専門誌100,10074,667-25.4%-25,433
16CLASSY.光文社女性ヤングアダルト誌89,63364,267-28.3%-25,366
17ちゃお小学館少女向けコミック誌116,25092,500-20.4%-23,750
18ESSE扶桑社生活実用情報誌203,167179,667-11.6%-23,500
19レタスクラブKADOKAWA生活実用情報誌228,667205,333-10.2%-23,334
20ヤングマガジン講談社男性向けコミック誌168,833146,000-13.5%-22,833

ワースト1位 Myojo(集英社):84,333部減

Myojo印刷部数

ジャニーズ系男性アイドル誌の雄だが、ファンの情報収集先が公式SNSや動画配信へ移行し紙離れが進行​。2023年には競合誌『ポポロ』が休刊し市場縮小に拍車​。

人気グループの解散・脱退による特需喪失も響き、前年同期比で部数が大幅減少したと見られる。

ワースト2位 趣味の園芸 やさいの時間(NHK出版 ):68,000部減

趣味の園芸 やさいの時間印刷部数

園芸愛好家向けの定期誌ですが、2023年10-12月期で通常時の2倍以上の91,000部となりなりその反動からか、最新数値は史上最低となる23,000部となっています。

急増の背景を時系列で整理すると、2023年春の大型リニューアル(番組50周年企画への稲垣吾郎氏、新MC大家志津香さんの投入​、有機菜園企画の開始等)によって土台が築かれ、続く2023年秋には独創的な特集企画(キノコ栽培特集​など)や各種プロモーション展開が実を結んだことが想定されますが、直接的な要因は不明です。

ワースト3位 週刊少年ジャンプ:58,846部減

週刊少年ジャンプ

部数減少が続いている紙の漫画雑誌ですが、週刊少年ジャンプも減少が続いています。

ワースト4位 月刊コロコロコミック:53,334部減少

4位は月間コロコロコミックでした。

ワースト5位 文藝春秋 :51,000 部減少

5位は文藝春秋でした。

部数が増えたカテゴリー、減ったカテゴリー

次は実際にどのカテゴリーが増えたのか減ったのかをチェックしてみます。

部数が増えたカテゴリー

カテゴリー合計 / 2023年7月合計 / 2024年7月増減
1位ビューティ・コスメ誌314,617341,05126,434
---------------
2位女性シニア誌566,200588,42322,223
---------------
3位エリア情報誌65,33369,6674,334
---------------

ビューティー・コスメ誌は「美的」の増加影響で、カテゴリー増加1位となっています。女性シニア誌は「ハルメク」の影響、エリア情報誌は「Hanako」1誌だけですが4,334部増加となっています。

数が減ったカテゴリー

カテゴリー合計 / 2023年7月合計 / 2024年7月増減
1位少年向けコミック誌2,403,529​​​​​2,155,13-248,396
2位生活実用情報誌1,802,3941,593,590-208,804
3位女性ティーンズ誌517,467346,550-170,917

美容誌動向

続いて当期も熾烈な争いを繰り広げている美容誌の動向を見てみます。

ビューティー・コスメ誌印刷部数

前期に引き続き「美的」が首位で、114,267部(前年同期比25,267部、28%増)となっています。

美的の首位要因をOpenAIのDeep Researchで探ってみます。

美的雑誌 2024年7-12月期 発行部数トップの要因分析

2024年下半期(7~12月)に『美的』がカテゴリ内発行部数1位となった大きな要因は、付録の豪華さと戦略的なブランドタイアップにあります。毎号、有名コスメブランドとのコラボ付録を多数投入し、読者に「雑誌価格以上」の価値を感じさせたことで購買意欲を高めました。例えば7月号ではエレガンスの高級フェイスパウダーやKOSEの美容液など複数のサンプルセットを付録にし、通常版、増刊、スペシャル版の3パターンを同時発売する戦略を採用。9月号(7月22日発売)ではSK-IIの化粧水ミニボトル(10mL×2本)という破格の付録を、10月号ではランコムの美容液(7mL)やポール&ジョーの化粧下地(10mL)など豪華な試供品を詰め合わせました。さらに11~12月号にかけては、韓国コスメの人気アイテムであるDr.Gのシカクリーム50mLなども登場し、読者からは「豪華すぎる!」との驚きの声が上がりました。

SNSでの話題沸騰と即時完売の連鎖

SNS上の口コミと話題性も『美的』の部数押し上げに大きく寄与しました。付録内容が公開されるや否や、Twitterやオンライン書店では「予約開始直後に完売」といった情報が流れ、特にSK-II付録付きの9月号は発売前から大きな注目を集め、発売直後にはAmazonレビューが70件以上寄せられるなど、読者の反響が非常に大きかったです。また、InstagramやYouTubeでも付録の開封レビューが相次ぎ、「雑誌の価格でこの付録はお得すぎる」「付録目当てで複数冊購入した」といった投稿が目立ちました。特に12月号の「豪華すぎる韓国コスメBOX」付録は、美容好きの間で大きな話題となり、驚きの評価を受けています。このように、SNS上で付録の価値や魅力が拡散されたことで、更なる購買喚起と品薄による話題作りの好循環が生まれました。

印刷証明付きデータに見る発行部数No.1の裏付け

『美的』の発行部数1位は、信頼できる公式データにも裏付けられています。日本ABC協会の「雑誌発行レポート」によると、2024年下半期における美容・コスメ誌カテゴリで『美的』は平均10万部超の発行部数を記録し、主要4誌中でトップに立ちました。これは、前年まで減少傾向にあった『美的』が付録強化策によって再び部数を伸ばした結果であり、実売ベースでも競合を抑えて首位に返り咲いたことを意味します。特に、9月号のSK-II付録の効果が顕著であったと分析され、小学館からも「2009年以降、美容誌実売No.1を継続中」との公式発表がなされ、2024年下半期もその記録を更新しました。これらの公的データとリリース情報は、『美的』が同期間にカテゴリ内1位であったことの確かな裏付けです。

競合誌を上回ったポイント – 他誌との差別化

同じ美容誌ジャンルの『VoCE』や『MAQUIA』、『美ST』と比較すると、『美的』は読者の購買意欲を特に引きつけたのは、付録内容と誌面コンテンツの両面での差別化にあります。他誌も付録を付けていますが、『美的』ほど多岐にわたるブランドの豪華サンプルや現品を継続的に投入した例はありません。例えば、9月号のSK-II付録は他誌では見られない大胆な施策であり、その影響で『美的』がトップに返り咲いたと分析されています。また、10月号では通常版、付録違い版、SPECIAL EDITIONの3形態で付録内容を変える攻めの企画を実施。競合誌の『MAQUIA』や『VoCE』は、基本的に単一もしくは小規模なサンプル中心の付録であるため、『美的』ほどのインパクトは与えられていません。実売部数の面でも従来から『美的』>『MAQUIA』>『VoCE』の順となっており、信頼感のある誌面づくりが支持を集める要因となっています。また、40代向けの『美ST』も付録強化で健闘していましたが、読者層が異なるため、総合的に見ると、付録の魅力と誌面の信頼性で勝る『美的』が、この期間の美容誌戦国時代において一歩抜きん出た存在となりました。

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美容感度の高い読者・インフルエンサーからの支持

さらに、『美的』が仕掛けた付録や企画は、美容意識の高いコア読者層や美容系インフルエンサーからも熱烈に支持されました。8月号では、フリーアナウンサーの森香澄さんが付録セレクターとして参加し、「肌・髪・体…ふわピカBOX」と銘打ったコスメセットを監修。その推薦アイテムが詰まった付録は、SNS上で「森アナ推しコスメが試せる」と話題となり、彼女のフォロワー層を取り込む効果を発揮しました。また、12月号の韓国コスメBOX付録には、今話題の「numbuzin」や「Dr.G」などが含まれ、K-Beautyに敏感なインスタグラマーたちがいち早く反応。実際に美容ブロガーは「愛用中の人気美容液(ナンバーズインNo.5)のミニサイズがそのまま入っていて驚いた」と報告しており、付録内容がプロユースにも耐えるクオリティであったことがうかがえます。こうしたインフルエンサーによる発信は、雑誌の信頼性と付録の価値をさらに高め、フォロワーや美容マニア層の購買を後押ししました。その結果、美容感度の高い読者たちからは「付録も内容も充実した買うべき一冊」と評価され、2024年下半期に『美的』が発行部数トップを獲得する原動力となりました。

以上、2024年10-12月期雑誌印刷部数のレポートでした。

各種数値は以下ダッシュボードからもご覧いただけます。

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