2022年4-6月期 雑誌印刷部数を可視化する
雑誌印刷部数の2022年4-6月期 最新数値が公開されたので、数値動向を見てみたいと思います。
過去の記事は以下から
部数が増えた雑誌
まず前年同月比で部数が増えた雑誌を見ていきます。
最も増加率が高かったのが講談社「別冊フレンド」でした。
これは6/13発売号の東京卍リベンジャーズのコラボが影響して急増したと見られます。
続いてファッション誌の「装苑」が2位にランクインしています。5/27発売号「装苑男子」特集では松村北斗さんが登場。女性からの購入が伸びたのが要因でしょうか。
装苑は長期トレンドを見ても2015年の底打ちから回復傾向にあるように見えます。
部数が減った雑誌
続いて部数が減った雑誌を見ていきます。
最も減少した雑誌は2022年1-3月期と同様「別冊少年マガジン」でした。
2021/04/09発売号の進撃の巨人最終話で急増しましたがその後低下が続き、冷や汗が出るグラフとなっています。
その他、てれびくんなどの子供向け雑誌も前期同様苦戦が続いているようです。
休刊となった雑誌
男性ファッション誌「メンズナックル」が7/25売号で休刊となっています。
音楽誌「GiGS」も6/27売号で休刊となっています。
ハルメク更にさらにサラに続伸
ハルメクが部数を堅調に伸ばしていることは以前から記載していましたが、2022年4-6月期は
448,000部と前年同月比14.1%増と大きく伸ばした結果となっています。
ハルメクのターゲットは50代以降の女性ということですが、40代女性という大きな予備ターゲットがこの数年で50代に突入することから、今後もまだまだ伸びるバッファがあるのではないかと思われます。
以上、2022年4-6月期印刷部数のまとめでした。
雑誌印刷部数はこちらのダッシュボードにまとめていますので、ご自由にお使いください。