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経済YouTubeチャンネル「NewsPicks vs PIVOT vs ReHacQ」の動向を可視化する


目次[非表示]

  1. YouTubeチャンネル登録者数の推移
    1. NewsPicksで一番伸びている動画
    2. PIVOTで一番伸びている動画
    3. ReHacQで一番伸びている動画
  2. YouTubeチャンネル累計視聴数の推移
  3. 動画1本あたりの視聴回数

日経テレ東大学のチャンネル停止からReHacQの登場まで、最近の経済YouTubeチャンネルはまさに戦国時代。

下記NewsPicksにも特集されているように、今後の命運がかかる一大変革期でもあります。

※2023/6/1追記:日経テレ東大学の全チャンネルが削除されたようです

  「日経テレ東大学」公式YouTube、全動画削除 “物言う株主”からも注文 テレビ東京と日本経済新聞社がタッグを組んだニュースバラエティー番組『日経テレ東大学』の公式YouTubeチャンネルが、アーカイブ動画を全て削除した。同チャンネルは3月末で動画投稿を終了していた。 ITmedia ビジネスオンライン



活字メディアで活躍してきた佐々木紀彦さんがPIVOTで動画に全振りしたり、箕輪厚介さんが活字は確実に衰退すると発言したりするなど、メディアそのものが大きく変化するタイミングに直面しているようです。


上記NewPicks動画の「NewsPicks vs PIVOT vs ReHacQ」は面白いのですが、残念なことに数字で全く語られていませんでした。

PIVOTやReHacQはNewsPicksと比べどれくらい見られているのでしょうか。

そこで今回は、各YouTubeチャンネルの登録者数や閲覧を数字で時系列で比較してみたいと思います。データに使うのは毎度おなじみSocial Blade APIです。


YouTubeチャンネル登録者数の推移


まずNewsPicksチャンネルがYou Tube運営を先行しています。NewsPicksチャンネルは本サイトの動画を一部要約してYouTubeに上げているようです。

そして何より強いのが日経テレ東大学の動きです。こうしてみると日経テレ東大学の伸び方が異常であったことが分かりますね(日経テレ東大学は2023年3月で終了となっています)。

そして、以外にもNewsPicksが堅調に伸ばしていることが分かります(直近では傾きがさらに上昇傾向あり)。


NewsPicksで一番伸びている動画

NewsPicksで一番伸びている動画は、2022年8月のガーシー&成田悠輔氏の対談動画で254万回再生されています。


その後2022年6月に佐々木紀彦による「PIVOT」が先行してオープン。それに続いて2023年3月に元日経テレ東大学の高橋弘樹氏による「ReHacQ」がスタートしました。

PIVOTで一番伸びている動画

PIVOTで一番伸びている動画は、2022年11月の落合陽一氏のシンギュラリティ2024年到来動画で181万間再生されています(2位は宮台真司タワマン不幸回)。


ReHacQで一番伸びている動画

ReHacQで一番伸びている動画は、2023年3月スタート時何他裕介氏の企画会議動画(71万回再生)となっています。

グラフから分かるように、スタート直後が日経テレ東大学から吸収したと見られるほぼ垂直のえげつない伸びとなっています。

直近の登録者数の伸びは若干サチリ気味となっています。

今後PIVOTとの比較としてどうなるかが興味深いです。



YouTubeチャンネル累計視聴数の推移

次に別の指標として、累計の視聴数を見てみたいと思います。


こうしてみても、NewsPicksが意外と強いことが見て取れます。

なおグラフが一部凹んでいる箇所は、動画の削除等の影響だと思われます。

動画1本あたりの視聴回数

最後に動画1本あたりの視聴回数を見てみたいと思います(2023/5/26時点)。


日経テレ東
NewsPicks
PIVOT
ReHacQ
動画本数
609
2,179
721
75
累計視聴数

223,354,455

313,592,531

71,420,800

13,715,771

登録者数

1,000,000

814,000

429,000

328,000

1本あたりの視聴回数

366,756

143,916

99,058

182,877

1登録者あたりの視聴回数

223

385

166

42

動画1本あたりの視聴回数は、日経テレ東が36万viewと最多で、現存メディアではReHacQが18万と最多となりました。一方PIVOTは10万弱と2倍ほどの開きがあります。

ハズレを出さないReHacQと、本数(前・中・後編と分けて発信)で勝負のPIVOTといったところでしょうか。

また、1登録者あたりの視聴回数はNewsPicksが385回と最も多い結果となりました。アクティブなリピーターが多いのはNewPicksなのかもしれません。

こうした数値を踏まえて、上記のNewPicks動画を見るとまた違った目線で見ることができるのではないでしょうか。

YouTubeアルゴリズムは個人最適化されてしまうため、普段から見ていないチャンネルはそのユーザーの世界から消えてしまいがちです。

チャンネル登録数などを時系列チェックしていくことは、今後ますます重要になるのではないでしょうか。

以上、NewsPicks vs PIVOT vs ReHacQのYou Tubeの最新動向でした。
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