TikTok内でニュースはどのように視聴されているか
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TikTokの利用ユーザーが増えるにつれ、ニュース視聴もTikTok内で起こるという現象が起きているようです。
こちらの記事によると米国成人の33%がTikTokでニュースを見ると回答しています。
日本国内でも、総務省の毎年の接触メディア調査では、すでに10代の6割がTikTokを利用しており、こうした傾向は今後日本でも進むことが想定されます。
接触メディア調査結果はこちら
メディアアカウントの状況
TikTokではどのようにニュースが消費されているのでしょうか。現在は既存メディアのTikTokアカウントが発信する情報が多いようです。
実際にメディアアカウントは下記のような状況のようです。
TV系(キー局)
- 日テレニュース
- tbsnewsdig
- FNNプライムオンライン
- テレ朝news【公式】
- 日経テレ東大学
通信社
- 時事通信
- 共同通信
新聞系
- 朝日新聞
- 毎日新聞
- 日経新聞
※読売/産経はノータッチ
ビジネス誌系
- 東洋経済
- NewsPicks
※ダイヤモンド/日経ビジネスはノータッチ
フォロワーの増え方を比較してみる
これらメディアアカウントがどのようにフォロワーが増えているのか、全て並べて時系列で比較してみたいと思います。
今回も以前のYou Tube分析同様、Social Bladeのデータから取ってきたいと思います。
まずは長期データが取得できた下記5つのTikTokアカウントのフォロワー数の推移を比較していきたいと思います。
対象:日テレニュース、tbsnewsdig、fnnprime、tv_asahi_news、newspicks
フォロワー数推移
テレ朝ニュースが最も伸び率が高く現時点で238万フォロワーとなっています。TikTokではテレビニュースのショートバージョンをメインに投稿されています。
累計いいね数推移
次にいいね数の累計を見ていきます。
いいねの累計数はそれほど大きな変化がないようです。いいねの数から比較すると、tv_asahi_newsのフォロワー獲得戦略がうまくいっているのかもしれません。
ユーザー数が増え続ける限り、今後もTikTok内でのニュース消費が進むと考えられます。
現時点ではテレビメディアからの発信が多いようです。
若者はテレビを見なくなったからといって、テレビのニュースコンテンツそのものを消費していないわけではないことに注意しなくてはなりません。
以上、TikTokでのニュース消費に関しての解説でした。
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