2022年7-9月期 雑誌印刷部数を可視化する
雑誌印刷部数の2022年7-9月期 最新数値が公開されたので、数値動向を見てみたいと思います。
過去の記事は以下から
部数が増えた雑誌
まず前年同月比で部数が増えた雑誌を見ていきます。
マガジンハウス「Hanko」が急増しており、2014年の水準まで回復しています。
2022年8月号にBE:FIRSTが初登場したことや、9月号にKinKi Kidsが登場したことなどの影響でしょうか。
ハルメク更にさらにサラに皿に続伸
ハルメク止まりません。2022年7-9月期は503,333部(前年同月比31%増)と、再び大きく伸ばす結果となっています。
今回部数が増加した他の媒体と比べても、ハルメクの伸びは異常なことがわかります。これは印刷部数なので、ここに更にdマガジンなどのデジタル版の数値が加算されるかと思います。
部数が減った雑誌
続いて部数が減った雑誌を見ていきます。
前期に続き、「別冊少年マガジン」が最大減少率となりピンチが続きています。
最も部数が落ちたのは集英社「Myojo」で-133,333部の減少となりました。
ただしMyojoはコロナ禍で部数が急上昇した雑誌であり、落ちたとはいえコロナ前の水準よりも高い状態を維持しており、推し活消費が根強いことが伺えます。
休刊となった雑誌
ヨガ専門誌「Yogini(ヨギーニ)」が休刊となっています。
You Tubeなどの動画メディアの影響も大きかったのかもしれません。
その他「ボクシングマガジン」も休刊となっています。
出版社別平均印刷部数
出版社別の平均印刷部数を見てみると、TOPはオレンジページの352,987部でした。
- 1位:オレンジページ
- 2位:ハルメク
- 3位:ぶんか社
以上、2022年7-9月期印刷部数のまとめでした。
雑誌印刷部数はこちらのダッシュボードやこちらのダッシュボードにまとめていますので、ご自由にお使いください。